FMA EPminiがリリースされた時、最初のネックはタイマーでした。Z-tronタイマーは、乾燥したアメリカでは使用できても、湿気がある日本では使用は難しい。と言ってJMPタイマーはなかなか入手ができない。FMAでは戦時中の『首なし飛燕』のように、タイマー無しEPminiが出現し始めました。1個のJMPタイマーをたらい回しにした事があります。タイマーはマジックテープで取り付けていますから、たらい回しは簡単ですね。しかし、日本人の深層心理からは、他人と共有するのは気色が悪いです。ほら、うどん屋に入っても奇麗に洗った塗り箸よりも、変に曲がったり割れたりするような割り箸の方が安心感があるでしょう?他人が使用した物は心理的に抵抗感があるようです。そのような状態になれば、造反有理、自力更生になりますね。日本の幾つかの地域でタイマーの試作が始まりました。やがてT矢会員がタイマーの試作品を持って来ました。その時の第一印象は?『T矢会員のプログラムの組み方が下手なのでは?JMPタイマーはスイッチを1個で済ませて軽薄短小だ。試作品はスイッチを3個も使用した重厚長大になっている。JMPタイマーから鞍替えする選手は居るのかなあ?』でした。しかしT矢会員は、日曜日毎に新しい試作品を製作してテストします。私のFMAタイマーを見る目もだんだんと変わってきました。試作品はやがてプロトタイプになり、タイマーは各地のモニターに送られました。モニターの使用報告から更に改良が加えられたようですが、そのあたりの経緯は私の知識ではあまり分かりません。それらの結果を踏まえてFMAタイマーのバージョン1.0がリリースされました。結論を言えば私はJMPタイマーを2個持っています。1個目はEPminiに使用し、2個目は大型曲技機に取り付けました。大型機のテスト飛行する前にFMAタイマーのバージョン1.0がリリースされたので、2個目のJMPタイマーは使用しないままお蔵入りしています。FMAタイマーの成功の理由は、『天・地・人』で説明できると思っています。@天の時…もしJMPタイマーが十分出回っていたら、FMAタイマーを開発する意欲は湧かったでしょう。フランスのジャンMピエール氏がJMPタイマーを日本に回さなかったお陰かもね?A地の利…FMAとFMA飛行場という条件も重要でしょう。T矢会員が試作してはE研会員がテストする。E研会員は各地のモニターの情報を取捨選択してアドバイスする。…の繰り返しが良かったのでしょう。B人の輪(和)…拘りと聞く耳の両方があるT矢会員。敏感力のあるE研会員。更にチャンプのN米さんやパーツ製作のN山さん。日本各地の『説明力のある』ユーザー・モニター達との人脈。これらの要素が絶妙にミックスされてFMAタイマーになったと思っています。T矢会員は技術屋ですから、機能を多く入れたいタイプです。本人に言わせると『発展性を持たせるために、最初に機能を多く持たせている。不要なものは外せば良いのだから。』つう考えのようです。私はあまり機能が多くても『豚に真珠』ですからね。私が理解できる1つの例を挙げてみましょう。バージョン1.0では、モーター停止のお知らせハンティングは、0回〜5回の選択が出来ました。しかしユーザー達は突然モーターが停止するのは怖い。1回のハンティングは気が付かないかも知れない。3回〜5回はくど過ぎる。誰もが2回のハンティングを選択しました。つう事でバージョン1.1では2回のハンティングだけにしています。そんな感じでFMAタイマーはスリム化して非常に使い易くなりました。現在でもFMAタイマーは、ユーザーの利便性を求めて更なる進化を続けています。バージョン1.1がリリースされるとバージョン1.0のユーザーのタイマーと無料交換をしています。『良心的ですね。』多分ユーザーが少なかったから可能だったのでしょう。もしバージョン1.2とか2.0等がリリースされた時は、ユーザーも多くなっていますから、無料交換を期待するのは無理でしょうね。
こんにちは。この一年間は、本当にあっというまに過ぎていったような気がします。でもその間にあまりにもたくさんのことがありすぎて、思い出深い一年間でした。FMAタイマーの開発に関しては、ほんとうにたくさんの方にご協力やアドバイスを頂き、現在では最高のものが出来たと自負しております。感謝しています、ありがとうございました。写真のタイマーはT矢氏が昨年11月に試作してきた第一号FMAタイマーですね。「競技用を目指しているから、ボリュームは付けたらダメ!」ってきびしく指摘したのを覚えています。以前に使ってみたZ-Tronタイマーはパワー設定にボリウムを使用していて、空気中の湿度で回転が200rpmくらい上下し、こりゃ使いもんにならんとあきらめたことがあるからです。そこでT矢氏の答えは「そんなことわかってます!」でした。その答えを聞いて、私は「見込みあり!」と密かに思ったのでした。翌週、彼が自慢げに取り出したタイマーにはもちろんボリウムは廃止され、3つのディップスイッチが取り付けられていたのでした。そこでまたリクエスト「ボタンをプチプチ押す回数を数えるのがめんどくさい。N米氏も液晶で表示できたらなって言ってるよ」…という具合にこの時からFMAタイマーは日々進化を遂げていくようになりました。FMAタイマーは、まだまだ進化します。目を離さないように、乞うご期待!
ほんとうにFMAタイマーはみるみる発展しましたね。JMPタイマーにすっかりなれ、FMAタイマーと言えども 最初はJMPタイマーとの些細な使いがってにも気になっていましたが、西日本スタントミーティングで、JMP、FMA両タイマーを較べながら使用開始しました。 その後も、次々とバージョンアップし、いまではJMPタイマーを完全に超えましたね。最近、JMPタイマーの設定方法が頭から消えかかっています。 ”ファナルパワーは2回押しだっけ?”って聞かれても即答がだんだん出来なくなる自分がいます。