KMA大会向けに15クラス電動機を準備し、本日初飛行しましたがアンプのセッティングがうまくいきません。飛行した際の状況は以下のとおりです。1.タイマーでパワーを60%程度まで上げないと8,000RPMに なりません。2.宙返りすると頂上で回転が低下します。3.後半で回転ダレして頭上8字ができません。お送りいただいたセッティングマニュアルとおりに設定していると思うんですが、ガバナーが利いていないようです。このアンプの設定ですが、セッティングボードを接続した途端に設定が初期化されるので設定が正しかったかどうか事後確認の術が無いようです。設定方法についてご教授いただけませんでしょうか。
こんばんは。アンプの設定はお聞きしたところによると問題ないようですが、これはモーターのKV値の適合によるものだと思います。15クラスパワーセットのモーターのKV値は「880rpm/V」と低いもので、低回転高トルク型のモーターです。KV値をわかりやすく説明すれば、無負荷(プロペラ等を付けない状態)で流した電圧1Vあたりモーターが何回転で回るかという値です。しかし、厳密に言えばそのままの数字で必ずモーターがその回転数で回るかというとそうでもなく、そのモーターが持っている効率というものもあります。シャフトを支えているベアリングの抵抗とか巻き線の抵抗によって電流が熱に変わってしまう分を合わせると、効率は70%から90%の間に落ち着きます。少し例をあげると、ターン数の多いモーターはKV値が低くなっていき、低回転高トルク型になります。でも巻き線の長さが長いために効率は落ちていきます。電流が発熱にかわる量が多いということですね。ですから、モーター効率を極限まで追求するRCレーシングカー等は巻き線抵抗を出来るだけ減らすためにすごく太い線を巻いてあります。2ターンとか3ターンとかいうモーターもあるみたいですね。さて、このモーターの場合、3セル(11.1V)で使用するのが一般的ですので、効率を真ん中とって80%と仮定すると、880 × 11.1 × 0.8 =7814.4 となります。ということは、プロペラを付けずに回しても 約7800rpm 以上はどうやっても回らないということですね。TEMPESTさんの場合、パワーを上げるために電流値をどんどん上げていっても回転が上がらず、発熱だけが多くなっていったと思われます。この場合どうしたらよいかというと、電流の許容範囲で負荷を大きくする(大きなプロペラを付ける)ということです。こちらでこのモーターをテストした時には、10×6〜9.5×6のプロペラを使用していました。その時の地上回転数は7000rpm前後で、電流値も充分余裕があるものでした。で、パワーセット販売の時には初級者の多いこのクラスはもう少し負荷を小さくして電流値に余裕を持たせたほうがいいかなと考えて、適合ペラを9×6とさせていただいてました。非常に軽く、抵抗の少ない機体の場合はこれでも充分使えるようですが、もう少し性能を求めるには適合ペラを10×6としたほうが良かったみたいですね。ここで、15クラスパワーセットの適合ペラは10×6と、謹んで訂正させていただきます。すみませんでした。こんな小さなモーターで10×6のペラなんて、モーターって不思議ですね。また、アンプの設定ボードの使い方については別にページを設けて詳しく説明していきたいと思います。こういう皆さんのテスト結果は大変参考になります。私たちもまだまだ勉強中の身ですので一緒に勉強させてください、よろしくお願いします。