昨日からずっとこの組み合わせでテストを続けています。レコードプレーヤーは、ビクターQL-Y3F、カートリッジはAurexの品番不明品、CDプレーヤーはNakamichi/MB-3S、プリアンプはラックスマンの5C50、スピーカーは日立Lo-DのHS-1400WA と、古いものばかりです。肝心の「V-FETの音質」は? ということなんですが、正直なところ「よくわかりません」
マランツに連敗さん、初めまして。突然質問をさせていただき申し訳ございません。以前サンスイのプリメインアンプAU11000を使っていたのですがリレー回路が働き動かなかったもので故障部分を修理してもらい使用していたのですが、雑音が入るようになり、気にしていなかったのですがその雑音があるときから時々雷のような大音響になりはじめ、最後にはスピーカーコーンまで壊すようなとんでもないことになりました。今はそのアンプはゴミ回収に出し、次の中古、比較的安いハーマンカードンのPM665Vxiと入れ替えたのですが、このアンプも時々不定期に何もしないでチューナーやCDを聞いているだけで右スピーカーから耳掻きでコーンを掻くような雑音がたまにします。この雑音はどんなダイヤルをいじっても変化しないのでプリアンプではなくパワー部分のトランジスタの不良だと思うのです。このまま聞いていても以前のように雷音雑音に変化するでしょうか。すみません、教えていただければ幸いです。
slowlifelikerさんAU11000は非常に惜しいことをしましたね。正直、今でも私がぜひとも欲しいアンプです。「雷のような大音響」はいくつかのアンプで経験があります。ほとんどの場合は「銀のヒゲ」という現象が原因でした。さて、「ハーマンカードンのPM665Vxi」の件はノイズの性質から原因はまったく別のように思います。サンスイの場合は「バチッ!、パチッ、バリバリ」といった破裂音のようなノイズだったのではないでしょうか。「ガサガサ、ボソボソ」といったノイズは結構耳障りですが雷音雑音に変化した経験はありません。パワーアンプの初段トランジスタの劣化が原因の事が多かったですね。ハーマンカードンのアンプはオーディオ用ではない「デジタルトランジスタ」が使われていると聞いたことがあります。それが原因かどうかは「シロートのアンプいじり」には判断がつきかねます。
ありがとうございます、丁寧にお答えいただき感謝いたします。あの雷音=大雑音=スピーカー破壊がトラウマになっていて雑音がするとすぐにスピーカーオフのスイッチに切り替え恐る恐るヘッドフォンで調子を聞くようになりました。先日からいろいろと資料などを見せていただき、基盤の裏の汚れを無水アルコールで丁寧に除去してみました、おかげさまで雑音もなくなり快適に聞いております。マランツに連敗さんの親切な回答に触れ、いろいろ探し当ててここまでたどり着き、少しではありますが交流させていただきましたことうれしく思います。ありがとうございました。
ボリュームを絞りきってスピーカーにかかるDC漏れ電圧をチェック中です。左右共にほとんどゼロに近い数値に設定できています。それでは、ということでCDプレーヤーを接続してみると、いきなり音楽が始まり、飛び上がるほどびっくりしました。よく見るとこのアンプのボリュームは絞り切っても−20デシベルで、マイナス無限大ではない事がわかりました。汗びっしょりになったのは室温が30℃ということだけではありません。
意を決して電源を入れて数秒、プロテクタが解除しました。ここまでは、やって来た当初と変わりありません。スピーカースイッチをオフにしてテスト用のスピーカーを接続。オンにして、スピーカーを耳に押し当てたところ、わずかに残留ノイズが聞こえます。
未知のデバイスのために慎重を期したつもりが、やはりバイアスを浅くしていたという助言をもらったので、天板と底板を取付けて思い切って100ボルトを通電してみることにしました。
二次側200V-0-200V の端子に60V-0-60Vの電圧が出るようにスライダックで一次側の入力電圧を調整します。画像は±85V=170Vが出ているところです。トランスからはB3に使われている0.5Aのヒューズの代わりに10Ωの抵抗を通じて基板に入力し、抵抗両端の交流電圧をチェックしながらのテストです。電源基板単体では問題なく±85Vの電圧が出ることを確認できたので、B3に取付けて電圧を徐々に上げていったところ、一次側電圧が60Vを越えたあたりで、終段デバイスのV-FETの温度が触れられないくらいに上昇します。真空管アンプのように一次側電源電圧が低いとバイアスが浅いという状態なのか、熱暴走の前触れなのか、判断がつかないので、これ以上スライダックの電圧を上げるのを躊躇しています。