ドライバ基板の中央付近です。ここにも6個の「F.Rの後の数字」で記された抵抗が使われています。なぜかF.R21の手前の抵抗には番号がありません。F.R22でしょうか?
電源基板の異常部分が判明したので、ドライバ基板に移ります。プロテクタ基板とは、黒いコネクターで接続されるようになっていますが、真上に抜き取らず、斜め方向に取外された過去があるようで、コネクターのフチの部分が破損しています。導通には関係ないようですが、もう片方の基板も同様のようです。
Hfeの低下した電源用の2SA839/2SC1669のペアはもちろん今では手に入るわけではないので、やや定格の大きな日立製の2SB569/2SD478を使うことにします。47Ωのヒューズ抵抗は手元にないのでカーボン抵抗なり、酸金抵抗で代用するか考え中です。
電源基板の前回の逆方向からの画像で、交換のためトランジスタを取外したところです。「F.R07」の抵抗はカラーコードが変色して読み取りにくいですが、どうやら47Ωの「ヒューズ抵抗」のようで、断線しています。
両チャンネルが同じ現象なので、電源を供給している基板のチェックにかかります。手前の赤いコードからAC66.3Vx2がダイオードにつながっているので、使われているコンデンサはすべて100Vモノです。整流後は±90V以上あるのですが、出力は+22.4V、−21.7Vしかありません。制御用のトランジスタは、2SA839/2SC1669 の組合わせで、2SC1669のHfeは15程度に低下しています。C06とその右のダイオードと草色の抵抗はリレーの駆動用のようで、これらは問題ないようです。