ネジ2本をはずすと裏ブタが取れて内部を見ることができます。プリントされた抵抗体を切替えていくような構造になっています。予想通り、かなり内部も汚れていますので、アルコールを付けた綿棒で拭取り、念のためリレークリーナーを塗っておきます(もちろん2個とも)
裏側にはステップエラー±0.2dB保証などとなっていますので、こんなモノを隠しといたらいかんでしょう。
音が途切れるボリウムがちょっと気になっていたので先にチェックしてみます。シールド板が間にあるとはいえ、電源トランスのすぐそばにボリウムがあるのはあまり見たことがありません。フロントのサブパネルとシールド板の間に取付けられていたために、全く見ることができなかったのですが、アルプス製の結構高級感のあるものが使われています。
典型的なB級動作アンプの音で、いわゆる選挙演説で「がなりたてている」ような音質です。アイドリング電流を測ってみるとやっぱり無信号時にはゼロミリボルトです。
今日はポカポカと天気も良いのでヤマハアンプはベランダで虫干しをしています。(実のところ、のどが痛くなるくらいヒジョーにクサイのです)そんなわけで、画像のような状態でチェックにかかることにしました。とりあえず両チャンネル共に音が出ますが、バランスがやや左よりになっています。また、Rchはボリウムの位置によっては音が途切れる事もあるようです。小音量ではあまり気になりませんが、ボリウムを上げてゆくと次第に音が歪んでくるようになります。