ホルダーからヒューズを取出してチェックしています。0.5Aのヒューズが2本とも断線しています。電源基板に問題が発生したのか、アンプ基板のショート事故なのか確認する必要がありそうです。
電源基板を取りはずします。画像の左側、シャフトの出ているところに縦に2個のヒューズホルダーが見えています。
続いて天板を外したところです。前後のボリュームを繋ぐためのロッドが貫通しています。こういう仕掛けだと、ボリュームが不良になった場合はまず手に入りそうもありません。左のはんだ面が見えている基板が前段部に高電圧を供給している部分と思われます。オレンジと青の線のコネクターのところに±85Vと印刷されていますが、測定してみたところ、全く電圧が出ていないことがわかりました。
まずは底板を外してみます。業務用アンプのようなネジ止め方式の大口径のケミコンが使われています。カスタムICや、CA-2000の時のようなヒューズ抵抗も使われていて、ちょっと不安な感じがします。終段デバイスは、縦型(V)FETなどというはじめてお目にかかるものが銅板を介して左右の大型放熱器に取付けられています。
フロントパネルにはボリュームつまみがあるのですが、この機種はなんとリアパネル側からも音量調節ができるようになっています。