リアパネルの入力端子のようすもあまり良くなくて、「緑青」を吹いた状態です。ゴリゴリと削り落とすほかなさそうです。
暖かくなってきたので、家庭菜園の準備のためにここのところ1週間、アンプいじりができない日が続いていました。ホコリ取りを兼ねて目視点検の結果、片chのパワーアンプ基板のヒューズ2本の内1本が切れていることがわかりました。もう1本も相当な電流が流れたらしく、ぐんにゃりと曲がっています。
電源トランスのホコリを取ると、カバーにはさびが目立ちます。コンデンサは太いものが1本、2素子が封入されているタイプで、銅板でアースされています。うれしいことに、奥には東芝製のメタルパワートランジスタ、100W級が見えています。
左が電源部、真ん中がパワーアンプブロック、右にフォノアンプという造りで、フォノアンプのシールド板を外してホコリを吸取ります。この部分は密閉構造ではないので内部にも少しホコリの堆積があります。撮影はあまりうまくないのですが、画像が傾いているのは「台」自体が傾いているからです。
修理に取り掛かる前に一旦部屋から出して掃除中です。レバースイッチのまわりのウレタンは経年劣化でボロボロで、粉末になって掃除機に吸取られていきます。「底板」はホンの一部分しか外せる構造にはなっていないようで、底にたまったホコリは取りにくそうです。