接点部分を取り出したところです。予想通り、「接点復活剤」を吹き込まれたらしい形跡があり、内部はかなりべたついています。銅製の可動接点には緑色の「緑青」も発生しているので、アルコールで全て洗い流して接点を磨き上げます。
又、又、お世話になります。SU-V7Aは譲って頂いてから一度も内部は触っていません。前の所有者が接点復活剤を使ったかも?
目指すスイッチが取付けられた基板のハンダ面です。横一列、二段に並んだスイッチの足28本と本体カバー4箇所のハンダを吸取り、基板から取りはずして分解/清掃します。
上下に2個のスライドスイッチが見えています。下側が今回問題のテープ関係の切替スイッチで、上側は入力のセレクタースイッチです。黒く平たい筒の中をフロントパネルからのコントロールバーが通っています。おそらくこのスイッチの接触不良が原因で、片chの導通に支障が出ていると考えています。
今回も機種の異なるSONYのMDデッキが同梱されて来ました。きょう修理が終わったばかりの、これもSONYのアンプで動作の確認をしています。録音済みのMDメディアは問題なく再生していますが、録音が出来ないようです。前回のデッキと違って、こちらはRコアタイプの電源トランスや、オーディオ用のコンデンサなど、かなり高級感があるように感じます。ただ、メカ部分は前回と同じでものではないかと思います。
SU-V9に続いて、きょうは同じテクニクスブランドの SU-V7Aが届きました。不具合の内容は「テープダビング時片chになる」というものです。テープ関連は、3個のI(アイ)型の真ん中のつまみでロータリー型スライドスイッチをリモート操作するようになっています。