これまでの作業でとりあえず両chから音が均等に出るようにはなったのですが、オシロの波形の「揺れ」が気になったので、電源基板をチェックしたところ、非常にわかりやすい「ハンダ割れ」が見つかりました。この基板はいくつかのコンデンサが交換され、リレーも一度取りはずされた形跡が見受けられますが、「ハンダくず」があちこちに残っているため、あまり几帳面なヒトが作業したのではなさそうです。
その他の少容量のコンデンサは「容量ヌケ」はなく、50%程度増加しています。経験上、これがフツーのように思います。1μ50Vと3.3μ50V 手前がこれから使用する分です。
続いてコンデンサのチェックにかかります。耐圧/容量から帰還用途と思いますが、なんと1μF以下に容量が低下しています。これまで何百個となくコンデンサを交換してきましたが、実際の「容量ヌケ」を経験したのは2〜3個ほどしかありません。念のためRchも取りはずして測定すると、こちらは定格どおりの容量を保っています。金額的にもそれほど高額にはならないようなので、全数新品に交換します。 左の2個がこれから使用するサンヨー製です。
いえいえ私も素人です。マランツに連敗さんの記事はとても参考になっています。ありがとうございます。6.3V1000uFはC121/122ですか。相当影響ありそうなところですから、これが原因かも知れませんね。私もCA-2000では経験していません。50V3.3uFはC135/136の出力DCカット用のやつですか?ここはいじると音質変化に自信がなかったし劣化しているように見えなかったので私は放置していました。やっばり勇気をもって替えるべきかなぁ (^^;
>bjorn さん。カスタム部品の情報ありがとうございます。シロートのアンプいじりですので技術的な参考にはならないと思いますがレス頂けるというのは正直嬉しいです。Lchのその他のトランジスタを取りはずしてチェックします。出力には松下の2SA777/2SC1509が使われ、その他は日立製ですが足が真っ黒になっています。日立製の2SA872/2SC1775は、かの「K田式」に使われるとあって以前はありふれた品種だったのが最近は入手困難なようですね。幸い著しい劣化はないようなので、足を磨いて再使用します。
入力端子がこのままでは「PHONO1」が使えないので、使用頻度の少なそうな「TAPE2」と入替える事にします。チェックの結果、「TAPE1」も同じように内側に突き出てきます。「TUNER」「AUX」の端子は今のところなんとか使えそうです。