解き放たれる記憶は、俺が10歳になったあの晩。「やっぱり貴方もポケモンマスターを目指すのね。…お父さんの血は争えない、か」そう言った母の言葉が鮮明に頭に残ったままだ。そう。俺はポケモントレーナーとして名を許されるその歳を心待ちにしていた。今や数百を越える幾多のポケットモンスター。それを自在に使役することの、なんという恍惚さか。俯く母を後目に、俺は旅立つ。--------------------------------------…なんだこれは。今まで本や雑誌などで確認していたモンスターとは何もかもが違った。これじゃあまるで――
女を捕まえては弄ぶ変態ではないか!?
♀ばっかwwwwwwwwwwwwwwwwwwww黒幕はモンスターボールの発明者
これ、さすがに♂いないっしょwwwさて、フランとパチェとおりんいれようぜw
食費:すいやせん、あっし将棋初心者なんでハンデくれませんか?GSD:・・・・いいだろう。─そして開戦─食費:っしゃ!王特攻だぜ!(そして早くも捕まる王)食費:あ、サーセンそっち影武者っス。(と言って将棋盤の角っこに別の王を置く)食費:あ、じゃあここで角は断空斬使います。 俺はポンマスなんで1・2・3・4・デスティニー!(計5マス「直進」) よっしゃ!飛車いただきです。食費:・・伏兵だ!!!(そう言って角の周囲に歩兵大量設置) 食費:あ。二歩はハンデってことで見逃してくださいね。食費:ハッハッハ。かかりおったな凡愚めが! ってことでここに罠仕掛けておきました。香車もらいます。食費:あ。そこの川の水に毒流しときました。従ってそれを飲んだ貴方の銀将と金将はあの世逝きです。(そしてゲームから除外される金銀)GSD:・・・・ぶちぃっ!(怒) 甘いわ!貴様の王は既にワシの家にお持ち帰りでベッドインじゃ!!!!!セリア:・・ヒソヒソ。シンダ:・・ヒソヒソ。オフィーリア:・・ヒソヒソ。
べっ、別に寂しくなんかないん…だから…っ(・ω;`)
笑ったwww
おかしいとは思ったさ。”世界が元に戻った”のに。俺は、まだ自分を保っていたのだから。思えば。無駄なことなんてひとつもなかった。そう、ひとつも。俺が生み出した、あの存在でさえ。―――――――――………「あれ。もう来ちゃったんですか。」「悪いな、俺だけ抜け駆けしてるわけにもいかないんだ。」”世界が起動していない”時。一人で、その場所に赴いていた。目の前には。俺が『成功』したガンナーの存在が確かにあった。「もったいないですね。彼女が最後に残してくれた、たったひとつの名残だというのに」「気持ちは嬉しいが、俺のポケットには入らない土産なもんでなあ」静かに見据える。もうそこには何も残されていない。これが、本当に最後の――「まあ、構いませんよ。どうやら僕も”アラド戦記”としての世界にいられる権利は得られたみたいですから」「…そっか。ま、仲良くやってくれ。」――最後の矛盾。架空の世界で生きたはずのその存在は。俺をまだ、『東京』から引き離すことはなかったのだ。「どうせなら、本気でやりましょうか。いえ、この体でまともに戦ったことなんてないもんでして」「は。そりゃそうだ。…いいぜ、思い切りやってみせろ」あいつが作った世界のかけら。終わりの先。その存在で未だ歯車に油が差さりきっていないのならば。俺は、最後の一押しを世界にくべてやろうと思う。ああ。だめだな、俺は頭がよくない。ひどく端的に。とりあえず今は。―――この、”最後の舞踏”を楽しむことにしよう。-----------------------------------------------これで本当にお話はおしまい。長くもあり、短くもあったこの世界の綻び。後は、君達が。紡ぎ続けていってほしい。 =世界の語り手=〆
SpecialThanks☆YouOnly!!!
この画像には・・・一片の曇りもない!・・・よし。サンクス行こうぜ!☆
画像熱いww
そうして、この場所に戻ってきた。何も無い場所。こうして存在し、思考するものすら許されない世界の外側。無限であるが故に最小である懐かしの我が家において、時間も空間も有り得ない。だが。今は、座標らしきものがある。こうして私がいる以上、位置関係が生まれるのは当然だ。あの座標は二点の光を繋ぐもの。この無への入り口と出口を頼りに、あの地平は存在する。「―――ああ、」足を進める。目の前にある光景に胸が苦しくなる。私が壊すべきもの。ただ一度きりの、奇跡のような間違いは。一つの空白を残した世界。この無に生まれた日常の結晶の前に、最後の観客が立っている。世界の契約者。この場所で眠り続ける唯一の【人間】。同じ願いを持ちながら、違う結果を望む敵として。この境界を守っている。「…こんにちは。こっちの姿だと初めましてかな」近づかぬまま声をかける。私たちの距離はこれ以上縮まらない。それは既に別たれた精神的な距離であり、「止まりなさいニーラレヴァ。それ以上進めば貴女を殺します」近付けば殺されるという、物理的な問題でもある。「それは困る。私がこの体でここに来たらもう戻れない。このまま二人でずっと睨めっこをするか、また私が同じ事を繰り返すしかない」「――ならここで終わりです。私のこのアラド戦記において、貴女はもう余分なもの。私は私で好きにやります。貴女はその体で、望みを叶え続ければいい」…ああ、そういう意図があったのか。もはや私が生み出した世界に関与はしないから、オマエも私の世界に関与しないでくれ、という提案だったんだ。とりわけ、あの骸はただの抜け落ちた垢ということになる。「ふうん。どちらにしろ消されちゃうわけか。そりゃ今までずっと同じ場所にいたけれど。いい加減、世界ももう持たないだろうって。怖くはならない?」「なりません。この世界に空白がある限り、貴方達は世界を紡げるはず。まだ見ぬ展開、まだ見ぬ未知こそが貴方達の原動力だ。このまま地上に帰って、二度とここへ訪れなければ永遠に続けられる。…そう、永遠に続けれれるのに、どうして――」藍色の瞳が苛立っている。この場を去れ。去らなければ戦って排除するまでだ、と確固たる敵意を叩きつけられる。「馬鹿だね、君は」「なっ…」私は鼻を鳴らしながら。ヘルモンスターと呼ばれたそれ、【現実に存在しているニーラレヴァ】に目をくれる。「続けたいだなんて、もちろんみんなが思っている。でもね。もう私は”ここに来ちゃった”の。」その言葉の意味を。「何人もの想いが、私をここに連れてきた。虚無の世界だなんて思わない。もう一度言う。私は、もうここへ来ちゃったの。」同じ【私】として受け止めてほしい。「……」彼女からの殺気は衰えることはない。さらに鋭さをます眼光に、私はやれやれと首を振った。「まいったね。やり合わないと退いてくれないの?」「貴女こそ。一度殺されなければ分かりませんか」「む。汚いなあ。私、君とは戦えないのに」「その口ぶりでは、まだ諦めていないようですね。…ニーラレヴァ。私には、貴女の考えがわからない。たとえ同じ時の繰り返しでも、ここなら私達は生きていける。私達が願った通りの現実がある。…なのにどうして、自分で自分を。殺すような真似をするのです」「――それは君だけだよ。私はそもそも無なんだから。生きるも死ぬも関係ない」「同じ事です。私も貴方も、この願いが終われば消えて無くなってしまう。…私は嫌だ。世界から切り離されたくは無い。現実の世界なんてどうでもいい。貴女だって、元のあの無には戻りたくないでしょう…!?」世界が鳴動する。彼女の感情は衝撃そのものだ。――ここは、半ば彼女の物になっている。私が世界を回す原動力だとしても、力関係は彼女に分がある。力ずくで世界を壊すことなど、とうに出来なくなっていた。この歪んだ願いをとめる方法はただ一つ。停止を拒む彼女と、本当は同意したい心。その二つに、キレイに幕を下ろさなければ。「そりゃ私だって例外なくもう少しくらいは続けていたい。けれど、こんなになるまで間違った事は正さないと。この願いは間違っているよね?私は【ロリトルバスターズ】なんだから。自分の事より、小さいけどとても大きい花を咲かせたみんなの方が大切なの。」彼女は唖然と私を見つめる。ああ、その気持ちにはいたく同感する。さすが私自身と。「―――信じられない。貴女、正気?」問いに、肩をすくめて返した。けど仕方が無い。私はそういう人格をもって、そういう世界の住人として日常を繰り返したのだ。「そういうわけなんで。世界を壊させてくれない?身勝手な願いは、ここで終わりにしよう」「違う。それは貴女の考えじゃない。本当の貴女の願いじゃない。…そんな見栄を張らないでよ。ここで止めたら―――本当の貴女は、何一つ救われない」――そう。何一つ。再びあの虚無へ――「…本当の私なんて、元々いないんだけどね。じゃあこっちから訊くけど、君はなんでこの願いに固執するの?君が言うように、こっちにいれば救われるの?」「―――――」答えは無い。当たり前だ。ここで即答できる【私】なら、そもそも救いを求めたりはしない。一定の日数を超えて生み出された矛盾として降臨した、ヘルモンスターという括り。その願いの塊は、その矛盾を消し去るために生まれたのではなく。もう一人の私として、この世界を望み続けていた。冒険者達に過去を与え、生きる実感を与え、心を与え。世界の形を作り続けていたのだ。「…も、もちろん。ここにいる限り、私はこうして居続けられる。」「死なないだけ。それは救いじゃない」「で、でも…ここはとても心地がいいから。あんな、苦しいだけの外に比べたら――」「変わらないよ。これでも自分の事なんだからわかっているつもり。君がどれだけ不器用なのかはよく知ってる。このまま続けば、絶えず生み出され続ける私達の『矛盾』に、君は永遠に苦しみ続ける。」自分に対する不信感。周囲に対する罪悪感。ある一点において誰よりも特化していると自負できるのに、結局。自分は最後まで何も生し得ないだろうという確信。…紡げば紡ぐほど。努力すればするほど、自分は世界から見放されていく。「でも、努力するしか道はない。孤立する無様さより、努力をしない無様さの方が君には耐えられない。そうして、君はずっと。世界そのものなのに一番遠い場所にいるという虚無に苛まれる。その克服はここでも出来なかった。そうでしょう?どんなにみんなの過去を作り、幾人の架空のおはなしを作ったところで。…君は一度も、自分を誇りに思えなかった。」「―――、それは。貴女だって…」世界を憎んでばかりで。愛したものを、片っ端から紡ぐことしかできないクセに。「言っておくけど。何処であろうと無理なの。その名残は一生拭いされない。それは私達が死ぬまで抱えていくもの。君の運がなかったところは、その名残を預けられるみんなに出遭ってしまったというコト。」本当に、大吉と大凶を同時に引いたようなもの。おぼろげになった今の頭ではもうぼにゃりとしか浮かばないみんなの存在。それが、私を良くも悪くも。この世界のきっかけになってしまった。「その名残はね。誰も持ってあげる事はできないの。自分で抱えるしかない。人間に支えあう事ができるのは荷物じゃなく、荷物の重さで崩れそうな体だけ。」そして更についてないことに。この【私】は一人でもなんとか体を支えられる世界そのものだった。だから倒れた経験がなく。その苦悩は、誰かが支えてくれる物だと誤解していた。「それは誰にも完全には理解されない。それは内だろうと外だろうと同じこと。いい?ここには救いなんてない。目を覚まして、【私】。君は死なないかわりに、永遠にここで苦しむ気?」「…は。じゃあ、なに。貴女の言い分だと、私は一生負け犬みたいに生きていくってこと?」「みたいじゃなくてそのものだよ。君は運悪くだまし討ちされて、負け犬のまま此処に引き篭もったんだ。その念が有る限り、ずっと悩み続けるよ」「――っ、もういい……!!裏切り者、裏切り者、裏切り者…!!!これは貴女の願いでしょう!?なら、私には苦しいだけでも構わない…!どうせ同じ事だもの。外の世界だって、私にとっては」――同じ事だと。生きていくのが厳しいと【私】は言った。「――それは違う。厳しいだなんて、そんな事。君は生まれた時から分かっていたんじゃないの」私がニーラレヴァという入れ物に肩入れしたのはその在り方。この女は弱い。能力は申し分ないが、存在として弱すぎた。世界に疑問を持つなんて致命的な欠陥だ。今にも死にそうな精神。常に気を張っていなければ手首を切りかねない悲観性。だけど――「…それでも。ここまでやってきたじゃない。君は不器用で無様だったけど。この新しい世界で、少しでも優しさに触れて。ずっと、少しでもマシな自分になろうと頑張ってきた」弱くても努力して、なんとか自分を良くしていこうと足掻いてきた。今まで苦しみながら呼吸を続けてきた。…その誇りを。【私】が認めてやらなくて、誰が認めてやれるだろう。「…やめて。貴女のご高説はもう十分。自分の事を棚に上げて偉そうなコトを言わないで…!!…私のことなんて何も見えてないクセに。もう、その目には何も映ってないクセに…!!」彼女は頭を振る。願いの破棄を認めない。ここで自分が言い負かされれば、本当に全てが終わってしまうと。駄々をこねる子供のように。「目だけじゃない。きっと貴女は自分の事さえ見えてない。私だって消えたくない。けど――貴女の未練は私の比じゃない筈。貴女こそがずっとみんなと過ごしていたかった。隙間なんて埋めたくなかった。自分が再び虚無に戻ると分かっていたから。なのに日常を回し続けたのは、貴女にとって」わからない人だな。何度言わせるのか。【私はもう、ここへ来てしまった】「見えていない、か。そういう君こそ、私がちゃんと見えてるの?」「…影にしか見えない。もう、貴女は何者でもなくなっている」「そう。それが正しい。間違えないでね”ニーラレヴァ《私》"この体、このキャラクターは新しい世界でのカラを被ったから生まれたもの。本来の私は無。愛着も未練も持たない。元々私は何も思わないし、何もしないモノなの。」だから、虚無に戻っても痛くもかゆくもない。「……うそ。嘘、嘘…!!騙されない、私は見捨てない……!!願いを叶え続けなさいニーラレヴァ…!!日が止まってしまってもいい、矛盾が生まれ続けてもいい、一人で抱え続けろというなら付き合う…!!まだ隙間はあるんでしょう!?ならいい、小さいけれど、まだ見えるものがあるのなら、」世界を回し続けろ。あの黄金の日々を。私には決して手に入らなかった、本来絶対に有り得なかったモノを――『のだめちゃんの頑張ってる姿は、私達にとても勇気をくれます。そんな姿を見て生きなくちゃって気持ちになります。本当にいつもありがとう。そしてこれからもよろしくお願いします、のだめちゃんっ』「―…しつこい。悪いけど、その願いは叶えられない。無意味な時間はここまでにしようよ。」一歩前に出る。…笑い話だ。結局、【私】は私の邪魔なんてしなかった。【私】がこんなに怒っていたのは、つまるところ、『しかし、私たちの間にはなんのわだかまりもなく、全員和やかな空気でその集会を終えようとしていた。私もおめ子も、友人からからかわれるなどされて少し億劫だった。だけど、そんな日常が好きでもあったのだ。』「…やめてよ。地上に戻れば元の世界に戻れるのに?そこにいればいくらでも楽しい時間を繰り返せるのに?」願いを続けていたのは私達自身の妄念。一言私がウンと言えば、とっくに壊れるところまで来ていたんだ。『タバコを吹かしながら、手を差し伸べてくれた人がいたんだ。同じところで同じものを食べ、同じ会話で笑いあう。ボクと《私》に家族を与えてくれたあの人達と、いつまでもこの時間が続きますように。』「楽しくはなかった…?私は楽しかった。苦しかったけど、その苦しさも結局は」ならあとは簡単。私はとっくに境界へ足を進めているんだから。ありのままの結論を言えばいい。『「俺と君は、ずっと繋がっていられるんじゃないかな」 「私と貴方は、ずっと繋がっているって信じているから」なんて、勝手に思い込むのも大いにアリなんじゃないかね。さ、行くか。みんなが待っている。』「…結局は、生きてこその喜びだった。あんな虚無に戻りたい筈がない。…ここは私の望みでもなんでもない。ニーラレヴァ。この世界はやはり貴女の夢だった。」『今度は最後まで読んでみた。心は、とても健やかなままだった。――アタシは、最初から一人なんかじゃなかったんだ。 』―――でもそれは過ぎた夢。これ以上は続かない。どんなに楽しくても、全て埋まったんだ。「そうなのかもね。けど、もう壊れてしまうものだから」『オレの手に残るは何かを作り出していく希望。未来を手繰り寄せる糸は、今ここへ。どこかへ残してきた何かを、今はこの時間の隅に置いておこう。』なにか、新しい物のために。「責任を持って、壊れたあとも見ておかないと」『足掻いてみせようか。そう。―私たちはもう一人じゃない。―元々一人なんかじゃなかった。―ここから歩き出せるはずなんだ。―ここからはじめよう、私たちの物語を。 』………………「ああ―――」張り詰めていたものが消える。もう完全に光を失ってしまった私の目では、【私】の表情は伺えない。「貴女は、本当に―」「諦めて。これで跡形もなく消え去る。私達がどんなに望んだところで。…この物語はおしまい。」なぜ、という声。…むーん。今までさんざん時間をかけて説明したのに、どうしてそういう事を言うかな私。「そりゃ、崩れる。パズルが完成したんだから。あとは壊れるしかないよ。全部なくなれば私達も虚無へ帰るだけ」「――どうして?なくなるってことは0でしょう?虚無があるのなら、貴女はまだ世界を紡げると、」「それは1があってこそだよ。完全な虚無からは何も生まれない。1は0という空きを利用して流動する。…けど0はね、1がないと何もできないの」そして、今の私に1という概念は存在しない。歪んだ物事は虚無を使って流転する。再び還ったそこに、ここは決して関わらない。「…そう。これで終わり、なのか…。あれだけの出来事を経験して、結局何も学べなかったなんて」穏やかな声。かすかに恐れがあるけど、消失を覚悟した人間としては上出来の心構えだった。そうでなくては。「それは今後の君の課題ということで。…まあ、もとから幻みたいなものだったから。形に残る戦利品なんて――」 ―――あそうか、それぐらいは残っちゃうか。これでも短くない期間この世界に在り続けた魔道学者だ。そのくらいは都合をつけてみよう。「…なにか?」「いや、こっちの話。それより、世界はどうなってる?」「…長くはもたないでしょう。所々に亀裂が走っています。」そうか。ならこの体も満足だろう。「―――よし。さあ、お互いの場所に帰ろう。【私】。後始末はきちんとしないと」「…ニーラレヴァ。お互いの場所と言っても、私にはどうしていいか。このまま、世界と共に消えるのかと」「そこまで付き合うコトはないよ。ほら、君の出口は”入り口《そっち》”だよ。ここで今生の別れだね」地平の彼方を指し示す。入り口とは現実での、あの日を過ぎた時からの”アラド戦記”だ。出口とは存在しないこの前の世界。ようするに虚無だ。「………は?」なんで、と驚く【私】。そんなこと言うまでもないのに。「いや、君は現実でのニーラレヴァとしてきちんと生き続けてるから。虚無でない人間はこっちにこれないでしょ」息を飲む気配が感じられた。まあ、いきなり言っても信じられないとは思う。「待ってください。私は確かに、」「生きてるよ。君は私であって私でないもの。『レンズ越しに何かを見る』役目を続けるのは、君自身。」困惑しているだろうか。目が見えないというのは厄介だった。「私はもう、自分で作った世界のキャラクターなの。君は違うよね。」「で、でも…!!」「いいから。だめだよ?虚無には何も叶えられない。いつだって事を起こすのは生きた息吹なの。」…音が聞こえる。すぐに割散すればいいものを、世界はよく持ちこたえてくれる。「さ、急いで。いつまでも道はないよ。外もじき夜明け。あそこを抜ければ、本当の意味での世界が待ってるよ」「で、でも貴女は」「いいから早くいきなって。言ったよね、自分の夢を叶えてって。なら立ち止まらないで。君に残られると、私の願いが叶わなくなっちゃう」願ったのはそれだけのこと。つまらない感傷だ。「無理です。いきなりそんなことを言われてもどうすればいいのか。だいたい、外も内も変わらないと言ったのは貴方だ。このまま現実に還っても私は、」「今までどおりきちんと、ニーラレヴァとして生きるんでしょ。色々口出ししたけど、その在り方に文句はないよ。君は、全てを受け止めて生きるだけの力があるよ」「なっ」「誰かが言ってたじゃない。誰だっけ。『自分は一人じゃない』って。それは正しいよ。溺死寸前だろうが断末魔にのたうち回ろうが、今もこうして生きている。それを――未来がないと君は笑うの?」なんであれ、まだ命を謳歌できるのなら。きっと、十分成すべきことがある筈なんだ。それが可でも不可でも構わない。そもそも、現在を走る生き物に判断など下せない。全ての生命は。後に続くものたちに価値を認めてもらうために。報酬もなく走り続けるのだ。「…ずるい。貴女にそれを言われたら、言い返す事ができない」「恨み言を受け取っていいよ。」にやりと笑ってみせた。私を象っている影が、笑いを表現できているといいんだけど。「…知らなかった。貴女、活力の源だったんですね」声には少しだけ、言うとおり力が戻ってきていた。「もちろん。誰だかしらないけれど、私に名づけられたニーラレヴァっていうのは。とても元気の出る食べ物から取ったものだもの。」「それはそうですが」ついで苦笑が聞こえた。そのまま。【私】は根っこの部分で遠い”入り口”を見始めているようだった。「今はこの力を信じましょう。ようするに、この活力を食らいつつ私に苦しみ続けろということですね」「くす。遠からず。秘密にしてたけど、自分のもがき様っておもしろくて」…それは、望んだ中で一番上等な別れ際だった。最後は、こういう別れがほしかった。もう涙なんて流す機能はないけど。「っと、おしゃべりはここまで。君が先に行かないならいいけど。私はもう行くよ」「安心なさい。とりあえず私も立ち止まる事はしません。」「それでいいよ。じゃあ、同時にいこうか」「ええ、では背中合わせで行きましょう。…なんというか、今貴女の顔を見たらひっぱたいてしまいそうなので」「―――」明るい声で彼女が言った。最後の最後に、生し得なかったものが完成する。「大丈夫かな。私、ちゃんと背中ある?」「あります。ほら、踵を回して」背中を向ける。触れ合える感触はないが、確かに彼女は後ろにいる。もう温かくも何ともないが、喜びを感じる心はまだ残っていた。「確かに。じゃ、行こう」「せっかちですね。ここまでしたのですから、同時にスタートしましょう。3秒数えたら走り出すというコトで。」スプリンターのようだ。号砲は各々の心の中で。………3、大きく深呼吸をする「あ、抜け駆けして3秒後に走り出す、というのはなしです。決闘ではないんですから」2、自分自身のことながら少し笑ってしまう。「ホウキを使わずに全力疾走なんて久々なんだからお互い。ちゃんとするよ」1、少しだけ。最後にみんなを思い出してみた。0。――――――――――――………視界は無に。背中越しに感じた喜びは名残さえない。”■《ワタシ》"は崩れゆく音を聞く。その音も、じき無に戻るだろう。走る。急かされるようにではなく、あくまで平均的に。数時間前の自分なら風を感じたのだろうが、今はもうそういった外的情報は得られない。いずれ、この思考も削ぎ落ちる。かろうじで得られる振動は、もはや崩れ落ちる音だった。となると。この音は、■の作った世界の出来事ということになる。走る。出口は、たしかあちらの方だったか。まだ視界が存在した時、きちんと確かめておけば良かった。舞い散るかけらの音に、かつて過ごしたざわめきを聞く。止まりそうになる足を動かす。咲き乱れる命の音に、かつて居たひだまりを観る。止まりそうになる足を動かす。出口に向かう。自己の消滅より恋焦がれた日常の破片の中、何も見えなくなった目で走り抜ける。…■は、ただ平穏を求めた。かつてのモノが彼女の世界を願ったように、■は一つでも多くの日常を知りたかった。それが自らを■に戻すとしても。十秒後の死を知りながら、一秒後の光を求めたのだ。走る。この無において距離はない。足を向けて辿り着けないという事は、永遠に辿り着けないということ。あの時見えていた出口は、■の視界が無に戻った時点で失われてしまった。もとより無に戻りきった■に、行くべき場所など存在しない。〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜――私はもう、一人じゃないんだから。――私はこれからも、一人ではないのだから――だってボクは、ずっと一人じゃなかったんだから。――御託はいらねえ。アタシは、最初から一人なんかじゃねえんだしな!――自分の足で歩いた距離がまだ短いものでな。もう少し進んでみたくなったんだ。――だってここから始まるんだから。私たちの物語は。――んじゃ、叫ぼうぜ。――俺達のこの最高のグループ名をな。――せーのでいくぞ、せーので。――せー・・・の!!!!! 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ――ああ、それでも―― この目蓋が。眩しいと、感じている。崩れながら回り続ける。過ごした時間に感謝を。共にあった人々にお別れを。…良かった。こんな■にも、出口はあるらしい。終わる事と続かない事は違う、とかつての導き手は呟いた。その希望を借りるのなら、■は終わることで、ようやく続きが見れるらしい。この場に留まって永劫に止まるのではなく。たとえ消え去るとしても、次にあるものを目指す。その為に虚無を埋めて、一つの絵を作り上げた。その為に虚無に還って、世界の絵を作り上げよう。■には、もうその絵を見ることは出来ないけれど。どうかこの絵が、誰にとっても美しいものでありますように。走る。走る。走る。星は輝く。道しるべは確かに。千切れた体は、意思だけで前に進む。大丈夫、辿り着けないことはない。何人もの大切な人が教えてくれた。――私はもう、一人じゃない最後に、この■にもさよならを。………―――さあ、終わりの続きを見に行こう。気のせいだろうし此処がそんなにいい所ではないのは知っているが。今は、ただ眩しい方へ歩いていく――― ――――――――――………〜Now Loading〜――――――――――………「ちょwwwwwwwwwのだめちゃん変わりすぎwwwwwwwwwwwwww」「フ、フヒヒ('ω^)」「どこの一騎当千すかwwwwww」「やべえ・・・がちむちが忍者になっちまったwwwwwwwwwwwwww」「wwwwwwwwwwwwwwwwwwww」「ちょwwwwwwwwwwwwwww」「宇宙犬とか完全ボクっこじゃんwwwwwwwwwww」「やべえダッシュ中オ○ニーしてるようにしか見えないんだけど」「wwwwwwwwwwwwwwwww」「うぇwwwwwwギルド作るのって300kかかるんだってさ」「なんなら貸しますよ・・・?」「いや…、落ち着け。まず名前決めようぜ」「うんうんw」「B’zでよくね!?」「いいwwwwwwww」「それはちょっとご遠慮したいでふ…@@;」「万物の神がそういうのなら仕方ないな」「それは仕方ないww」「まあとりあえずマスターは我らがニーラレヴァ様にやってもらうとして・・・」「ちょwwww」「当然っしょww」「うーんそうだなあ…」ああ、ロリトルバスターズってどう?―――――――――――〜Fin〜
もちっとだけ続くんじゃぞい(゜∞゜)
やべぇ。。最後の懐かしい・・Bの言いたいことがわかるwこれ見ると荒井やりたくなるw
最後のwwwwwwwwwwwwwwwwww何かがジーンとみなぎってきちゃったよ。・・・・オリジン行ってくる!!
ハナダシティのモデルは柏だそうだ…
てんめえええええええええええええええええこの世にヒロムは俺一人で十分だってこと、思い知らせてやるぜ!いけ、デンちゃん!
サーナイトが18番目のミツルの子供を生んだぞ!
ヒロム・・てか、この子Bに似てる・・てか・・B・・?