ソ連に侵攻したドイツ軍の前に立ちはだかり、その大きさとタフさで、ドイツ兵達から「ギガント(巨人)」と呼ばれて恐れられたソ連軍のKV-2重戦車。しかしこれ程までの大型砲塔を搭載したため、重量は52トンにまで上昇し、機械的信頼性には大きな問題を抱えていた。それだけでなく、砲塔が大きすぎて傾斜地では砲塔を旋回させる事が出来なかったり、重心が高すぎて転倒する等、もはや戦車とは思えないような欠点もあった。しかし152o榴弾砲の破壊力は絶大で、主に陣地攻撃で活躍した。