第二次大戦頃の戦車砲は、砲手が照準器を覗き込んで、目盛り等から敵戦車との距離を計測したり、未来位置等を予測して、目分量で発射していた。現代の戦車は、砲弾を敵に命中させるために必要なデータの全てを、搭載コンピューターが素早く計算して狙いを定めてくれるようになったので、砲手の仕事は、どの戦車から攻撃するかを決めてトリガーを引く位になった。1km先の目標に誤差20cm以内で命中させる事が出来る。なおトリガーを引いた後も、コンピューターは命中のタイミングを計算した上で発射するので、トリガーを押した瞬間と発射までの間に一瞬タイムラグが発生するそうな。