人間国宝に認定されていた故・月山貞一(がっさん さだかず)氏の三男である、月山貞利(がっさん さだとし)氏の日本刀鍛造動画。貞一・貞利親子は昭和63年に、ボストン美術館の中庭でも日本刀鍛造を行ったそうな。そのときの刀が今もボストン美術館で保存されている。動画の最後に完成した日本刀が登場するけど、これ程までの神技的技巧を身に付けるのに、どれだけの修行や試行錯誤を積まねばならないのか、ちょっと想像が付かないなー。
妖怪「首置いてけ」w
首置いてけ! なあ 大将首だ!! 大将首だろう!? なあ大将首だろおまえ!
大鎧の解説動画。大鎧は重量があるので徒歩戦には不向きである事が1:36〜1:43で語られている。負傷して落馬したとき等を考えるとチト不安だよなー。まぁその時は、お供の徒士武者達が守ってくれるだろうけど。動画の中盤からは解説者が実際に大鎧を装着していく。やっぱ大鎧の華麗さはピカイチ。「己を討ち取らんとする敵への敬意」という武士達特有の美学が表れている訳だなー。
約700年続いた武家社会の時代は明治維新によって終結。武士は消滅したけど、武士達がこよなく愛し、命を託した表道具(刀剣、甲冑)は現代まで残り続けたなー
上級武士が身に纏う「大鎧」の総重量たるや、大鎧、兜、大袖(おおそで)、籠手(こて)、臑当(すねあて)などをフル装備すると約25〜30kg(!)。最初から騎馬戦用の鎧として開発されており、大鎧の草摺(くさずり)を馬上の鞍に乗せる事によって鎧の重量を馬に負担させた。これによって着用者の負担を軽減させてはいたものの、この重さは武士達から問題視されていただろうなー。「大鎧の強固な防御力は高く評価しているが、あの重量は正直何とかしてほしい。防御力を損ねることなく軽量化するというのは、相互に矛盾した要求だというのは分かるが、その辺を何とか研究してほしい」みたいな要望が、甲冑師達に対して出ていたのは間違いないだろうね。なお画像のイラストは大鎧とは無関係w
マリみてw